こんにちは!仕事もプライベートも充実させたい30代女性をサポートするインテリアコーディネーターの櫻井あつこです。
前回は、理想の家具に出会うために、あなたが「どんな情報をプロに伝えればいいか」についてお話ししました。家具選びのゴールは「家具を買うこと」ではなく、「その家具がある空間でどんな気持ちになりたいか」ということが重要でしたね。
【第1回】「なんか違う」を卒業!家具迷子から脱出して理想の部屋を見つける方法
最終回となる今回は、大阪のインテリアコーディネーターである私が、具体的な家具選びの視点や、賢くインテリアを揃えるための秘訣をお伝えします。
目次
失敗しない家具選びの視点:予算と見た目だけじゃない!
「高価な買い物だから失敗したくない」「一度買ったら長く使いたい」
そう思うのは当然です。家具選びは、単にデザインや予算だけで決めるものではありません。プロの視点では、以下のポイントも重視します。
「どんな過ごし方をしたいか」を最優先に:
ソファを選ぶなら、「ここでごろ寝してリラックスしたいのか」「複数人で会話を楽しみたいのか」など、具体的な使用シーンを想像しましょう。それが、座面の奥行きや硬さ、肘掛けの有無などを決める重要な要素になります。
ダイニングテーブルなら、「食事だけでなく、PC作業もしたい」「友人を招いてホームパーティもしたい」など、多目的な使い方を想定すると、サイズや素材選びが変わってきます。
空間全体での「バランス」を意識する
一つの家具が良く見えても、それが部屋全体に置かれた時、圧迫感がないか、他の家具との調和は取れているか、動線を妨げないかといった**「空間全体でのバランス」**が非常に重要です。
特に一人暮らしや限られたスペースの場合、色数を絞ったり、背の低い家具を選んだりすることで、部屋を広く見せる効果があります。
「素材感」が部屋の印象を決める
木材一つとっても、色味や木目によってナチュラルにもモダンにもなります。ファブリックの質感も、リラックス感や高級感を演出する大切な要素です。
好きなテイストに合わせた素材を選ぶことで、部屋全体の統一感がぐっと高まります。
あなたの「好き」を形にする賢い家具選び
では、具体的に「自分の好み」をどうやって家具選びに落とし込んでいけば良いのでしょうか?
【ステップ1:理想の部屋の「雰囲気」を言葉にする】
SNSや雑誌で「いいな」と思う部屋の写真をいくつか集めてみましょう。
そして、その写真を見て「どんな気持ちになるか」を言葉にしてみてください。「落ち着く」「明るい」「おしゃれでテンションが上がる」など、抽象的で構いません。
【ステップ2:プロに情報を「全部伝える」】
集めた写真を見せながら、あなたが「どんなふうに過ごしたいか、どんな気持ちになりたいか」を伝えてみましょう。
「こういうのは好きだけど、これは嫌」という「好きじゃない」情報も、実はあなたの理想を形にする上でとても重要です。プロはそこから、あなたの潜在的なニーズや、理想のヒントを引き出すことができます。
【ステップ3:プロと一緒に「体験」する】
プロは、あなたのライフスタイル、予算、好み、そして「どんな気持ちになりたいか」という情報を基に、最適な家具やレイアウトを提案します。
実際のショールームを訪れたり、素材サンプルを見たりしながら、「この家具がある空間」を具体的にイメージしてみてください。
家具は「理想の暮らし」を叶えるツール
今回は、「最短で理想の家具に出会う方法」について、全3回にわたってお話ししてきました。
「どこの家具がおススメ?」という漠然とした悩みから、「この部屋でこんな風に過ごしたい!」という具体的なビジョンを持つこと。そして、そのビジョンをプロに伝えることで、あなたは情報過多の迷子状態から解放され、失敗なく、最短で理想の家具に出会うことができるでしょう。
大切なのは、家具を買うこと自体がゴールではない、ということ。家具は、あなたが思い描く「理想の暮らし」や「ご機嫌な私」を叶えるための、強力なツールです。
もし「私らしい心地よい空間ってどんなだろう?」「どこから手をつければいいか分からない」と感じたら、ぜひ一度、大阪のインテリアコーディネーターにご相談ください。あなたの理想の暮らしを形にするお手伝いをさせていただきます。